武田塾、新規加盟を受け付けていない?
FC竹村 今回は、武田塾の加盟についてという動画を撮りたいと思ってまして、なんでかと言うと、今武田塾は「ほぼ新規加盟が取れていない」、締め切っているかというと「新規はおしまいですよ」ということではないから、FCチャンネルのおすすめFCにも載っている。実際にはほとんどオーナー面談もやっていなくて、僕のWeb面談でほとんどの人が切れてしまう。
「武田塾の生徒数が伸びているよ」という話は何回かフランチャイズチャンネルでも今年もしたと思うんだけど、加盟方法について1本動画撮っておいて、今後武田塾に加盟したい人に観てほしい。説明会をこの2年間やっていないんですよ。2年間説明会をやっていなくて校舎数が増えていない。
察する人は「武田塾はもう加盟できないのかな?」といった風に聞かれることもあるけども、そうは言ってない。面談をしてもなぜ増えないかというのはやるエリア・駅がない。これも説明会で説明をしているんだけど「ここからどれだけの新規の方が入っていただけるかは、3~4月の各校舎の募集状況によって決まります」という話を、その説明会で梅宮さんがしていて、僕もそれを補足しているんだけど、その説明会をやったのは2月なんだけど3~4月でむちゃくちゃ生徒が来てできる駅がなくなった。
要するに武田塾というのは錦糸町校が50人だったら、錦糸町は大きな駅だから隣の亀戸も作る。でも今、錦糸町も100人近くになっている。そうなると、亀戸に作れるのは錦糸町のオーナーだけ。そういうルールにしているから、錦糸町が増床した。「亀戸に作るか錦糸町を増床するか」、錦糸町を大きくしたということになっているから武田塾の開発のルールで、生徒が集まるとその隣の駅などは作らない。たまにピンポイントで空いているところを皆さん見つけてくる。一番分かりやすいところで言うと下北沢。下北沢には校舎がない。
武田塾のエリア分け
FC伊藤 下北沢はいけるんですか?
FC竹村 「見つけました」「ここだったら絶対にできます」「凄いところ見つけました」といった連絡が来る。だけど「下北沢なんかに作れるわけがないじゃん」という話なんだよね。半径5キロにいくつあるんだよ。
FC伊藤 その場所にないというだけで周りにはいっぱいあって。
FC竹村 下北沢はできない駅じゃないよ?だけど大きな駅でターミナル駅だからあそこでやるとしたら、下北沢から近いところのオーナーにじゃんけんしてもらわないと。そんなところに新規のオーナーを入れたら周りのオーナーのモチベーションがダダ落ち。
FC伊藤 既存オーナーのためのエリア?
FC竹村 錦糸町と亀戸は分かりやすいけど、下北沢は4~5つあるから、やるとなったらくじ引をしてもらう。くじ引きでやったとしても負けたところに禍根が残る感じがする。そういうことで、ほぼほぼやれる駅がない。でも全くないかと言われると、3年前の説明会から長野の飯田市という人口7万のところで加盟されたオーナーがいる。そこは生徒が集まって、「7万人の飯田市でできるなら」ってことで長野県の佐久市で開校して、その説明会から増校したオーナーもいる。1年やって生徒が結構集まって、「佐久市もやります」ということでこの間物件が決まった。だから、よく見ればゼロじゃない。例えば豊岡市とかね、そういう人口が少ないところだったいい。
FC伊藤 長野県の7万人のところで生徒数は何人ぐらい?
FC竹村 30数人。家賃も安いしオーナーは頑張られた。もちろん飯田高校というちゃんとした進学校があるんだけど、逆に1校しかないからね。ということで武田塾を検討されるという方で「凄くくいい駅が空いている」ということはないと思います。オーナーチェンジは今でもある。1桁の生徒数というのがなくなっちゃったから、「生徒数が少ないから辞めます」というのはもうほとんどなくなったので。それなりに集まっている校舎を「本業の都合などで売りたい」ということなので金額が結構高くなっている。
武田塾のルール
FC伊藤 質問です。大手の予備校などは400校どころじゃなくいっぱいあると思うんですけど、そこと武田塾のエリアが現時点でない差分は何ですか?
FC竹村 そういう風に決めただけ。東進はテリトリーがないから隣に作ってもいい。ただそれをやるとオーナーのモチベーションは落ちる。
これは明らかに林さんが退かれたところを契機にしてるんだけど、そこから武田塾の開発のアクセルを踏んでない。そうしたら生徒が増える。なぜかというと、オーナーとしては近くにできない。だから今、増床となっている。武田塾の場合は15%というロイヤリティをいただいているので、加盟金が300万円一時金で入ってくるよりも、生徒が倍になった方が将来的に見て明らかに計算上本部は儲かる。作ることだけだったら全然できます。
800校舎だって作ることはできるけれども、そうするとオーナーのモチベーションは落ちるしお金かけなくなるじゃない。錦糸町のオーナーが「亀戸にいつできるか分からない」ってなったら、投資・増床しなくなる。「近隣に作らない」と言っているからそういう流れになっている。今、武田塾を希望される方とWeb面談して話をすると、「それは理解しました」と。オーナーたちが頑張ってやっていてそれが上手くいって今の生徒数があるというところに「そこに新規で入ることはできないということは理解しました」、と大概の方は言われます。
たまに頭の狂った人いるけどね。「なんでですか?100人?自分がやったら300人集まりますよ」と。頭がイカれた人。大概の方は理解していただける。だけれども、そこで聞かれるのが武田塾は12年。最初の0次募集から始めて12年経っている。今から7~10年前、そのくらいだったら入れたわけじゃん?今のFCチャンネルの支援銘柄の中で「今から7~10年前の武田塾みたいなところはどこですか?」と聞かれるわけです。
当たるフランチャイズとは
FC伊藤 ありそうな質問ですね。僕もそれは気になります。
FC竹村 馬鹿だね。それは分からない。7~12年前を思い出してみて、もちろんそこでは上手くいかせようと思ってやっていたけど、上手くいかせようと一生懸命やって上手くいくものじゃない。いろんなものが重なって上手くいったので「今の中で武田塾に似ているところがありますか?」、それは答えはない。そんなの俺が答えてそれを信じてやっちゃう人は頭が悪い。「専門家だったら分かるじゃん?」そんなものは分かりません。これはよく言うように、「大化けする可能性がある」「フランチャイズドリームが起こり得るFCを教えてください」と言われたら、その答えははっきりしていて、「誰もが大化けすると思わない」。誰もが大化けするとは思わないから当たった時に大化けする。皆が行けそうだと思っていたら大化けはしない。そこが回答なんだけどそういう回答をすると表情が暗くなって、「分かりました」という感じになるね。何か言いたいことありますか?
FC伊藤 僕も「今良いフランチャイズないですか?」はよく聞かれますけど、それを聞いてどうこうという判断よりは、よく言いますけど、自分に合ったフランチャイズを選ぶのが一番成功の近道だと思う。
FC竹村 今いいという瞬間風速、微分的な意味で言うということはできる。今いいというのは、もちろん将来いいということとイコールではないし、どこまでそのベクトルが続くかというのは全く分からない。武田塾だってコロナがあったり、林さんが駆けポーカーでいなくなったりということが起こって、そのときに「これはダメだ」と思って売りに出した人はたくさんいる。そういうことが常に起こっていくわけで、順風満帆にどんどん伸びていくというのはない。あったとしたら本当にラッキー。武田塾の話からこうなりましたが、フランチャイズの基本的な考え方として。もちろん「当たりそうだ」と思うものはあるけど「当たりそう」みたいなこと言っていたら、競馬の予想みたいになっちゃう。そんな競馬の予想的に言われても嫌ですよね?そこは慎重な言葉遣いにどうしてもならざるを得ない。












