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探偵業のフランチャイズ開業で必要な資金と開業手順・メリットを解説

探偵業のフランチャイズ開業で必要な資金と開業手順・メリットを解説

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テレビドラマなどで主人公として活躍する探偵業ですが、普段の生活では見かける事のない「探偵事務所」。

電車などでたまに広告を見かける事はあるものの、どんなビジネスなのか疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?

そんな探偵業ですが、国内だけで年間約300万件の依頼があるといわれています。

代表的な依頼内容は浮気調査や素行調査ですが、そのほかにも、行方不明者を探す調査や結婚相手や転職者の身元調査、詐欺被害の立証調査、盗聴器の発見依頼などその仕事内容は多岐にわたります。

じつは、探偵事務所を開業する人は探偵未経験という人も多く、国内には探偵を育成するための専門学校もあるんです。

近年、昔ながらの浮気調査や素行調査などと並行して、ストーカーや盗聴の調査など探偵業のニーズが高まっているといえるでしょう。

では、実際に探偵業を事業として行おうと考えたとき、

どの程度の収益を上げることができるのでしょうか?
また、開業にかかる費用はどの程度かかるのか?
顧客層はどのような人が利用するのか?

といった部分も気になる点です。

憧れの職業ともいわれる探偵業は、開業に一定の条件があり、調査には技術も求められる職業です。

探偵業を個人で開業させるのが不安な場合には、フランチャイズに加盟して開業することも方法のひとつ。

そこで今回は、探偵業をフランチャイズで開業したときのメリットや、必要になる開業資金の目安などについて解説します。

探偵業のフランチャイズに失敗しないためにも、ぜひご覧ください。

目次

探偵業の魅力は?

まず探偵業の魅力についてご紹介していきます。将来性についても調査してきましたので、ぜひ参考にしてください。

探偵業の魅力:①年間の依頼件数は300万件!まだまだ需要は多い

現在、日本国内で5,600社ほどの探偵業者がおり、年間で300万件もの案件を処理しているとされています。

単純に計算しても1社あたり年間で535件もの依頼を受けていることになり、需要過多な業界であることがわかります。

そのため、今から探偵業界に参入しても、十分に顧客を獲得できるといえるでしょう。

さまざまな業界が顧客の取り合いに夢中になっている中、探偵業に関してはまだまだ余裕がありそうですね。

探偵業の魅力:②需要は底堅く、景気に左右されにくい

探偵業は、景気に左右されにくい職業といわれています。

というのも、探偵業が受ける依頼のうち、70%程は浮気調査や素行調査がメインで、景気による需要の変動が少ないためです。

映画やドラマで見るようなかっこよくて派手な仕事はなく、尾行や張り込みといった地道な調査が中心の探偵業ですが、依頼の種類はさまざまなため、色々なことに興味を持てる方にはぴったりな職業ともいえます。

そして、常に安定した需要があるというのは、事業にとっては大きなメリット。

長期的な視点で運営していくフランチャイズと探偵業との相性は良さそうですね。

探偵業の魅力③客単価が高い

探偵業は、1案件あたりの単価が高い傾向にあり、客単価が高いのが特徴。

実際、探偵に浮気調査を依頼すると、予算は30万円〜に設定されています。

調査にはそれなりのリスクと技術が求められるため、それ相応の単価が設定されているのでしょう。

これだけ単価が高くても年間で300万件以上の依頼があるのですから、その需要の底堅さはかなりのものといえるでしょう。

また、探偵への調査依頼は、固定報酬ではなく、調査にかかった時間や車の費用などを含めて計算し、依頼者へ請求します。

そのため、調査が難航して長引いたとしても、しっかりと報酬をもらうことが可能です。

ただし、報酬についてはトラブルになりやすいため、事前に契約書を結び、報酬体系について明確にしておく必要があります。

探偵業のフランチャイズに魅力を感じられないという方は、こちらの動画ぞ参考に、探し直してみてはいかがでしょうか?

FCチャンネルでは、自分に合ったフランチャイズの探し方について発信している回もあります。

探偵フランチャイズオーナーの主な仕事内容と料金相場3選

探偵フランチャイズオーナーの仕事は、一言でいえば「探偵事務所の経営を行うこと」です。

いくらフランチャイズ経営とはいえ、自身で事務所を運営するという点においては、企業の経営者と変わりません。

ここからは、そんな探偵業の主な仕事内容と料金相場について解説していきます。

探偵業の主な仕事:①不倫浮気調査

探偵業で最も多い依頼内容が浮気調査です。

浮気調査の主な業務は以下の3つ。

  • 浮気しているかどうかを調査する
  • 浮気相手を調査する
  • 浮気の証拠を掴む

具体的には、事前準備としてカメラやマイクなどの機器の準備と現場の下見をしてから、ターゲットを尾行して浮気現場を突き止めます。

依頼内容が、「慰謝料の要求」などの場合は、手を繋いだりキスをしている現場を写真に収めるだけでは不十分で、ホテルに入ってから出るまでを写真に収めることが必須です。

また、尾行するには最低でも2人の調査員が必要とされています。

これは、万が一尾行がバレてしまった場合でも、残りの1人が調査を続けられるようにするためです。

料金相場については、調査にかかった時間や車両費用などによって変動するため、10万円〜120万円と幅広く設定されています。

金額が大幅に変わるため、報酬に関するトラブルも多くなりがちです。

契約書を締結する際に、しっかりと報酬体系について了承をもらうと同時に、調査打ち切りのタイミングについても話し合っておきましょう。

探偵業の主な仕事:②企業調査

企業が取引先や自社の役員の素行を調査する場合も、探偵事務所が使われることがあります。

具体的には、新規の取引先が反社と繋がりがないか調査したり、役員の勤務実態の調査などが企業調査です。

会社のことから従業員の素行まで、幅広い調査項目があるため、しっかりとしたノウハウが必要になります。

企業でいえば、登記簿や税務状況の調査をするため、専門的な知識が求められ、役員などの素行調査では、尾行や聞き込みのスキルが必要です。

案件ごとに料金体系も変動しますが、最低10万円〜依頼を受けています。

探偵業の主な仕事:③身辺身元調査

個人の経歴や家族構成などを調査するのが、身辺身元調査。

企業がビジネス上の目的で依頼することもあれば、お見合いの際に行われることもあります。

なお、個人の資産については依頼がない限り調査はしません。

生年月日などの個人情報から、学歴や職歴、さらには犯罪歴の有無などの調査を行います。

注意したいのは、企業が採用を断るためや、ストーカーのためなどの悪質な依頼もあるという点には注意しましょう。

このような差別や犯罪に利用される恐れがある調査なので、依頼者に関してもしっかりと調査することが必要です。

料金は8万円〜70万円ほどで、依頼内容によって大きく変動します。

探偵業のフランチャイズはここに注意

ここからは、フランチャイズをはじめるにあたって、注意すべき点についてまとめていきます。

探偵業のみならず、フランチャイズ全般に通じる考え方ですので、しっかりと理解しておきましょう。

探偵業フランチャイズの注意点:①経営の責任はオーナーが負う

マーケティング・マネジメント・店舗管理など、経営における全てが自身の責任の元で行われるのです。

もちろん本部からのサポートを受けることはできますが、最終的な責任はフランチャイズオーナーが請け負います。

そもそも、フランチャイズは本部の所有する商標や経営ノウハウを加盟店が利用する対価として、一定のロイヤリティを支払うビジネスモデルのことです。

そのため、経営に関するサポートを受けることはできますが、あくまで経営する主体は加盟店オーナーということになります。

探偵業フランチャイズの注意点:②原則として自由な経営はできない

フランチャイズの場合、個人で独立することに比べ、経営の自由度は圧倒的に低い点には注意しましょう。

フランチャイズでは、誰がやっても同じ結果になるようにマニュアルが整備されていて、どこでも同じ品質のサービスの提供ができることが重要です。

この店舗でも期待を裏切らない一定の品質が保証されているからこそ、お客様から安心して選ばれるお店になることができます。

これこそが、フランチャイズの目指すべき姿であり、独自のやり方で本部を出し抜いて儲けたい!という考えの方には、フランチャイズはおすすめできません。

フランチャイズを選ぶ以上は、事業本部とフランチャイズ店舗との関係性を構築し、より良い経営をすることもフランチャイズオーナーの重要な仕事の一部になります。

探偵業フランチャイズの注意点:③本部のイメージ低下による影響

フランチャイズではすでに存在するお店の看板や経営のノウハウをそのまま使えるため、個人でお店を作るよりも簡単に収益に繋げられるのが魅力。

しかしその一方で、不祥事などで本部のブランドイメージが低下すると、お店の売上にも影響します。

近年はSNSによる炎上騒動も多く、いくら本部が立派な経営をしていようが、これらのリスクを排除することは難しいでしょう。

探偵業フランチャイズの注意点:④トラブルに巻き込まれる可能性がある

探偵業は常にトラブルと背中合わせな職業です。

そのため、探偵業についてノウハウがないまま開業をすると、トラブルに巻き込まれる可能性が高いです。

最も多いのは、依頼者との料金体系についてのトラブルです。探偵業の料金体系は、調査内容や調査にかかった時間で大きく変動します。

そのため、料金体系について一度は同意しても、その後追加料金がかかるとなると反発されるケースが少なくありません。

特に、フランチャイズに加盟後は、すぐに顧客からの依頼を獲得できる可能性が高く、まだキャリアが浅いために、説明不足なども起こりやすく、トラブルに発展する可能性があるといえます。

そのため、本部が開催する勉強会などの研修は積極的に活用したり、本部に相談しながら案件を処理していくのがいいでしょう。

フランチャイズによる探偵業の平均年収と稼ぐポイント

探偵業を開業すると、どの程度の収益が見込めるのでしょうか?

ここからは探偵として仕事を行う場合の年収や、開業した場合の年商などについて解説します。

探偵業フランチャイズオーナーの想定年収

探偵業フランチャイズオーナーの想定年収は、300万円〜400万円ですが、中には年収1,000万円以上を稼ぐ探偵事務所のフランチャイズオーナーもいます。

探偵事務所はその規模によって売上金額が大きく異なるのが特徴。

また、集客や口コミ次第で案件の依頼数が大きく変動します。

年収1,000万円近くを稼ぐ探偵事務所のフランチャイズオーナーは、複数の事務所を所有していることが多いです。

自身が探偵としての活動をするのではなく、あくまでフランチャイズオーナーとして事務所の運営・管理を行っています。

都心部の方が依頼件数も多く、稼ぎやすいですが、その分探偵事務所も多く競争率が高くなりがちです。

また、一度探偵に頼んで問題が解決したことがある方は、ほかの探偵事務所に依頼することは少ないうえに、知人を紹介してくれる場合もあります。

一方で、地方は比較的案件数が少ないですが、競争率も低いため、質の高いサービスを提供できれば高収入が狙えるともいえます。

探偵業を開業する際は、地域の特性を把握してある程度の依頼内容を想定しておくと同時に、競合他社の存在や案件数なども調査するように心がけましょう。

都心部での開業なら、複数人雇うことで年収は増やせる

探偵業のフランチャイズで一気に高収入を狙うなら、依頼件数が多い都心部での開業がおすすめです。

依頼件数が多いことから、雇用する探偵の人数も増えますし、競合も多いことから、広告費も増えますが、顧客がほかの探偵事務所で経験した不満をうまく刺激できれば、顧客の獲得もできるでしょう。

また、案件数も多いことから、量をこなしていくうちに効率が上がり、探偵の質も高まっていくことが期待できます。

しかし、都心部だけではなく、地方でも一定数の依頼はありますので、エリアごとに進出して収益アップを狙うことも視野に入れましょう。

探偵業は実績が大切です。需要のある都心部で勝負を仕掛けるのもいいですが、まずは、実績の作りやすい郊外から攻めるのもありですよ。

探偵業をフランチャイズで開業した場合の初期費用やロイヤリティ

探偵業のフランチャイズに加盟する際に気になるのが、初期費用とランニングコストではないでしょうか?

とくに、毎月かかるロイヤリティは、事業が軌道に乗るまでは加盟店の大きな負担ともなります。

ここからは、探偵業にかかるコストをそれぞれ確認していきましょう。

探偵業にかかるコスト:①初期費用

探偵業のフランチャイズを始める際にかかる費用はおおよそ200万円前後が相場です。

探偵業を始めるうえでの初期費用には、以下の内容が含まれます。

【初期費用の内訳】

  • 加盟金 約50万円
  • 研修費   約40万円
  • 開業サポート費   約10万円
  • 必要開業資金  約100万円

上記に加えて、探偵業を開業するには、車をはじめ、カメラや録画機材など、調査に必要となるものを揃えなくてはなりません。

探偵業では事務所を構える必要はありませんが、もし探偵事務所を構える場合には、上記の初期費用に追加して店舗の取得費や、機器の設置費用など、さらに費用がかかるでしょう。

一方で探偵業では、商品を売るわけではないため、在庫を抱える必要がないのはポイント。

在庫リスクを抱えずに済む点は探偵業のメリットでもあります。

探偵業にかかるコスト:②ランニングコスト

加盟すると、本部が培ってきた経営ノウハウや商標を利用できる代わりに、本部にロイヤリティを毎月支払う必要があります。

ほかにも、家賃や人件費などさまざまなランニングコストがかかります。

毎月かかるコストをまとめましたので、参考にしてください。

  • ロイヤリティ 月間売り上げの5%程度
  • 商標の利用料 3万円
  • 人件費    50万円(2名雇用)
  • 広告費    20万円
  • 経費     10万円

上記に加えて、家賃などもかかるとなると、それなりの出費が見込まれます。そのため、探偵業を開業する際には、ある程度の依頼件数を獲得できる地域での開業が必須といえるでしょう。

なお、探偵に浮気調査を依頼した場合の金額相場は、30万円〜120万円とされていますので、毎月これだけのコストがかかっても、十分に収益は見込めます。

探偵業のフランチャイズ開業までの流れ

ここまでは、探偵業を開業した場合の収入や開業にかかる初期費用について解説しました。

次に気になる点が開業までの手順です。探偵業をフランチャイズで開業した場合、どのような手順が必要なのでしょうか?

  1. 資料請求
  2. 説明会・面談
  3. 審査
  4. 契約締結
  5. 開業準備
  6. 研修
  7. 開業

それぞれのステップについて詳しく解説していきます。

探偵フランチャイズ開業までの流れ:①資料請求

まずは、気になる本部の資料請求をして情報を集めましょう。

資料請求は本部の公式サイトや電話などでも申し込みが可能です。

ここの段階では、あまり本部を絞り込む必要はありません。

調べてみて、気になった本部の資料を集めて、比較することからはじめましょう。

その際は、初期費用とランニングコストはもちろんのこと、これまでの訴訟件数やブランドの知名度や信頼度も意識して調査しましょう。

探偵フランチャイズ開業までの流れ:②説明会・面談

ほとんどのフランチャイズ本部は、加盟店向けの説明会を開催しています。

資料を確認して、気になった本部の説明会に参加することで、本部に対する理解度が高まります。

加盟してから、「イメージと違った」ということがないように、ここでしっかり本部の指針を確認しましょう。

フランチャイズで長く付き合うためには、お互いに同じ方向を向いている必要があります。

フランチャイズ説明会は、本部社員と直接話せる機会になるので、疑問に思うことなどは遠慮なく質問しましょう。

探偵フランチャイズ開業までの流れ:③審査

加盟する意志が固まったら申し込みに進みます。

申し込み後は、本部からの審査をうけることになります。

フランチャイズは申し込んだら誰でも加盟できるわけではありません。

フランチャイズ本部もこれからパートナーとして付き合っていけるかどうかの判断を行う必要がありますので、審査の結果不合格になることもあります。

このように、フランチャイジー(加盟店)としてふさわしいかどうかが本部から審査され、無事通過すれば契約締結へと進みます。

探偵フランチャイズ開業までの流れ:④契約締結

契約期間や開業資金などの契約内容を確認して、問題がなければ契約締結です。

この時、契約書をよく確認せずにサインをしてしまうと、後から訴訟となる場合が多くあります。

契約書で確認すべきなのは、ロイヤリティなどのコストのほか、テリトリー権の有無・競業避止義務の内容・契約期間・違約金の金額・中途解約の解約金などです。

これらは、フランチャイズの訴訟案件の中でも飛び抜けて問題になる箇所ですので、しっかりと確認してから契約を結ぶようにしましょう。

探偵フランチャイズ開業までの流れ:⑤開業準備

店舗の取得や機器の設置などの開店準備と、開業の届け出が必要です。

開業準備については、本部がサポートをしてくれますので、わからないことや不安なことがあれば確認しましょう。

探偵フランチャイズ開業までの流れ:⑥研修

研修の内容は加盟する本部によって変わります。

探偵にまつわる基礎知識や調査技術の研修がおこなわれるほか、経営戦略なども学ぶことができる本部もあります。

本部によっては1週間の研修期間が用意されており、基礎からみっちり学ぶことが可能。

研修制度の充実度についてもあらかじめ確認しておくと安心です。

探偵フランチャイズ開業までの流れ:⑦開業

開業後は、本部から提供された経営ノウハウを身につけ、調査技術を磨きながら経営をすすめていくことになります。

また、本部によっては、本部の担当者が定期的にお店を回ってくれる場合もあり、経営戦略や情報交換などのサポートを受けられます。

フランチャイズオーナーは孤独なものです。

そんな時に、本部の担当者が悩みや相談に乗ってくれるのは案外心の支えにもなりますよ。

探偵になるために必要な資格や届出は?

そもそも、探偵とは誰でも就くことができる職業なのでしょうか?

ここでは、探偵業をはじめるにあたって必要なことなどについて解説していきます。

探偵業に必要な資格はない!しかし経歴には要注意

探偵業の開業にあたって、特に必要な資格はなく、未経験からの参入も可能です。

しかし、経歴によっては開業できない場合があります。

もともとは誰でも自由に開業できる探偵業でしたが、2007年を境に探偵業法が施行されました。

開業するために学歴は問われませんが、経歴によっては開業審査で許可されない場合があります。

具体的には、禁固以上の刑に処せられたことがある場合や、破産のあと一定期間は、探偵業の開業はできません。

刑事事件に絡むようなケースを扱う場合もあるので、犯罪歴がある方にも一定期間の制限が与えられています。

以下に、探偵業を開業できないケースをまとめましたので、参考にしてください。

  • 過去5年以内に禁錮刑をうけたことがある
  • 探偵業の営業廃止処分をうけたことがある
  • 精神上の障害によって判断能力を欠く者
  • 未成年

探偵業の開業には届出が必要

日本で探偵業を開業する場合には、前述のとおり資格は不要ですが、公安委員会への届出は必須です。

開業する前日までに、該当エリアの警察署長を通じて応安委員会へ届出を出しましょう。

公安委員会からの許可を得て初めて探偵業の開業ができます。

中には無届での営業や、届出書類の虚偽によって検挙されるケースもありますので、ご注意ください。

また、公安委員会から交付される探偵業届出証明書があると、顧客の安心感へと繋がるので、店頭の見やすい位置に掲示するなどしてもいいでしょう。

探偵業を開業する方必見!探偵のノウハウをご紹介

探偵の技術:①上手な尾行の方法

尾行には車両を使う場合と徒歩の場合があり、いずれにしても、2人以上の調査員をつけます。

1人が尾行にバレても、もう1人が尾行を継続できるようにするためです。

また、徒歩の場合は、動物を使うことでより一般人に紛れることが可能。

犬の散歩のふりをすれば、不自然な動きも自然に見えますね。

また、ターゲットとの距離の取り方も大切です。

基本的には距離をとり、必ず相手の死角から尾行するのがポイント。

しかし、ターゲットがお店に入ってお買い物を始めた時など、どうしても距離を取ることができないこともあります。

そんな時は、ターゲットに体を向けず、周辺視で監視をするのもテクニックのひとつです。

探偵の技術:②聞き込みの極意

聞き込みの際は、誰についての聞き込みなのか、わからないようにするのが基本です。非常に高度な技術が求められるので、ノウハウがないと難しいでしょう。

ポイントは、聞き込みだと感じ取られないようにすること。

聞きたいことを事前に絞り込んでおいて、会話の中ではそれ以外のことを中心に話しましょう。

聞きたいことばかり話していると、不審に思われてしまい、それ以上の情報は得られなくなってしまいます。

また、対象者が以前住んでいた地域での聞き込みなども手法のひとつです。

そして、聞き込みで得た情報が真実かどうかの裏をとることを忘れてはいけません。

複数人への聞き込みや、聞き込みをした相手に念を押して確認することで、真実かどうかを見極めることになります。

探偵のフランチャイズ募集一覧

それでは、ここからは探偵フランチャイズの募集一覧をご紹介します。今回紹介する探偵事務所のフランチャイズは以下の6つです。

  • 総合探偵社ガルエージェンシー
  • 総合探偵社シークレットジャパン
  • コンシェルジュリサーチ総合探偵事務所
  • アーチネクスト
  • アビリティオフィス
  • T.I.U.総合探偵社

順番に見ていきましょう。

探偵フランチャイズ:①総合探偵社ガルエージェンシー

総合探偵社ガルエージェンシーは、日本全国に124の支店を持つ、探偵業界の最大手企業です。

1980年創業から蓄積されたノウハウがあり、開業前のみならず、開業後までのサポートの手厚さが評判。

なお、収益モデルは以下のとおりです。

  • 売上高       2,876,000円
  • 商標使用料     50,000円
  • 初期費用      2,960,000円
  • 宣伝広告費     650,000円(チラシ、広告掲載等)
  • ロイヤリティ    143,800円(2,876,000×5%)
  • 人件費(2名)    650,000円
  • 事務所家賃     140,000円
  • 通信交通費     60,200円
  • 経費        99,200円
  • 利益        1,597,800円(利益率56%)

テレビCMやYoutubeなどの広告を積極的に打っており、日本で最も知名度の高い探偵事務所といえます。

そのため、加盟後に比較的早い段階での案件獲得が期待できるでしょう。

また、総合探偵社ガルエージェンシーでは加盟店へのサポート体制も抜群。

研修では、調査の基本から撮影技術や聞き込み話法、情報の収集方法など、探偵業に必要なノウハウをしっかりと学ぶことができます。

さらに、開業後に気になる調査員の確保までサポートしてくれるので、未経験からでもスムーズに開業することができるでしょう。

https://www.galu.co.jp/

探偵フランチャイズ:②総合探偵社シークレットジャパン

総合探偵社シークレットジャパンは、全国に40の支社を展開しており、その半数がフランチャイズ展開の探偵事務所です。

シークレットジャパンに加盟した際の収益シミュレーションは以下のとおりです。

  • ロイヤリティ   5%
  • 初期費用     2,200,000円
  • 利益       2,067,000円(利益率68%)
  • 宣伝広告費    180,000円(チラシ、広告掲載等)
  • ロイヤリティ   151,000円(3,020,000×5%)
  • 商標使用料    30,000円
  • 人件費(2名)   500,000円
  • 経費       92,000円

利益率が約68%の高収益なビジネスモデルを構築しているのは注目です。

また、開業時の保証金が不要なのも、シークレットジャパンの大きな魅力。

自宅での開業であれば、家賃もかからず、スモールスタートをすることもできますよ。

https://secret-japan.jp/

探偵フランチャイズ:③コンシェルジュリサーチ

コンシェルジュリサーチは、全国にフランチャイズを展開する総合探偵事務所です。

24時間・年中無休での調査と、1時間あたり定額制の分かりやすいサービスを売りに探偵事務所の中でも高い人気を誇っています。

開業に際しては、2つのコースをご用意しています。

  • 正規加盟店コース
  • ビジネスパートナーコース

開業資金の内訳は以下のとおりです。

【正規加盟店コース】

  • 加盟金       500,000円
  • 研修費       400,000円
  • 開業サポート費   100,000円
  • ロイヤリティ    19,800円

【ビジネスパートナーコース】

  • 加盟金       0円
  • 研修費       0円
  • 開業サポート費   0円
  • ロイヤリティ月会費 39,800円

開業資金0円から始められるというのも嬉しいポイントです!

コンシェルジュリサーチは、研修内容も充実しており、プロの探偵になるためのノウハウはもちろんのこと、事業を運営していくうえでの集客術や店舗選び、ホームページ作成までサポートしてくれますので、未経験の方でも安心ですね。

http://www.concierge-research.com/

探偵フランチャイズ:④アーチネクスト総合探偵事務所

アーチネクストは、関西と九州を中心に、フランチャイズ6店舗、直営店6店舗を展開している探偵事務所。

優れた調査能力が定評で、尾行や撮影などのハイレベルなノウハウを持っているのが特徴です。

特に、探偵事務所への依頼が最も多いとされる、浮気・不倫調査に定評があります。

アーチネクストでは、フランチャイズのほか、独立開業支援を行っており、独自の屋号で開業することも可能なのは注目。

自由度の高い経営がしたい方にはぴったりな方法といえるでしょう。

それぞれの開業資金は以下のとおりです。

【フランチャイズ加盟】

  • 加盟金(研修費込み)    1,500,000円
  • ロイヤリティ       3〜5%(最低33,000円)

【独立開業】

  • 加盟金(研修費込み)     2,980,000円
  • ロイヤリティ       33,000円固定
https://www.arch-tantei.com/

探偵フランチャイズ:⑤アビリティオフィス

アビリティオフィスは港区に本社を構え、全国にフランチャイズ展開をして、独自のネットワークを築いている探偵事務所。

代表は警察庁で25年のキャリアを持つその道のプロ。

調査におけるノウハウは業界トップレベルといっても過言ではないでしょう。

また、全国に、警察OB120名、弁護士60名からなるネットワークを持つうえ、DNA鑑定などの各機関との繋がりも豊富にあります。

なお、加盟に際して、以下の2つのプランが用意されているので、自分にあったプランを選べるのは嬉しいポイントです。

  • スタンダードプラン
  • エコノミープラン

それぞれの開業資金は以下のとおりです。

【スタンダードプラン】

  • 総額       3,000,000円
  • 加盟金      1,500,000円
  • 保証金      なし
  • 開業前研修    450,000円
  • 調査機材     380,000円
    (ビデオカメラ、ICレコーダー、高帯域受信機、発信器、他)
  • 販売促進費    420,000円
    A4チラシ8万枚、営業案内、各種封筒、調査料金表、営業マニュアル、ノベルティ(ポケットティッシュ)、他
  • 帳票類一式    250,0000円
    調査契約書、合計請求書、領収書、報告書ツール一式、名刺、支部用印鑑、完全調査総書、他
  • 管理費      30,000円
  • ロイヤリティ   5%

【エコノミープラン】

  • 総額      2,000,000円
  • 加盟金     1,000,000円
  • 保証金     なし
  • 開業前研修   450,000円
  • 調査機材費   なし
  • 販売促進費   300,000円
  • 帳票類一式   250,0000円
    調査契約書、合計請求書、領収書、報告書ツール一式、名刺、支部用印鑑、完全調査総書、他
  • 管理費※    50,000円
  • ロイヤリティ※ 10%

※開業3年目からはスタンダードプランと同額。

https://houjin.jp/c/8010401093923

 探偵フランチャイズ:⑥T.I.U.総合探偵社

T.I.U.総合探偵社は、国内で唯一の探偵長期専門教育 を実施している探偵事務所。

また、探偵に特化した教育をしているからこそ、調査手法から経営に至るまで、幅広いノウハウを持っているのも特徴です。

探偵業で最も多い、浮気調査をはじめ、近年社会問題ともなっているいじめについての調査も実施しています。

http://www.go-tiu.com/fc.htm

探偵フランチャイズまとめ

今回は、探偵業の魅力やフランチャイズによる探偵業の開業手順、フランチャイズで探偵業を開業するメリットや注意点について解説してきましたがいかがだったでしょうか?

探偵業は、まだまだ需要が多く、現在の探偵事務所だけでは案件を捌ききれていないのが実情です。

そのため、探偵業をはじめるなら今がその時といえます。

探偵業と聞くと、自分にもできるかなと不安を感じる方が多くいると思いますが、扱う案件の多くは浮気・不倫調査などが中心です。

探偵業の開業前には、それぞれの本部が主催する研修があり、ノウハウをしっかりと学ベルので、未経験からでも始められるでしょう。

さらに、事務所を必要としないため、最低限の初期投資でスタートできるのは嬉しいポイントですね。

フランチャイズ本部によっては、0円からスタートできるものもあり、副業としてチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

ぜひ、今回の記事を参考にして、自分に合った探偵事務所を見つけてみてください!

フランチャイズチャンネルでも、探偵のフランチャイズについて語っている回がありますので、是非ともご覧ください。

最後まで読んでくださりありがとうございました。今回の記事が参考になりましたら幸いです。

最後に…

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